サンタクロースにもいろいろ




今回、サンタクロース、つまり母のことをマンガに描きました。

母は私の欲しいものをくれる時もありましたが、母が贈りたいものを贈られることが多か ったように思います。

これは成長してサンタを信じなくなっても続きました。習い事も、進学先、就職先も。 私は母がOKするものを先回りして感じ取って選ぶようにしていたように思います。

子供にとって母親は安全基地だと言いますが、私にとっては安全基地の時もあれば、監視塔である時間も多かったです。監視塔からの視線をいつも意識していたので、気が付いたら感情が麻痺して、自分が何が好きで何をやりたいのかも分からなくなっていました。(これは本当の気持ちを抑圧している人にはよくある症状のようです。)

最近やっとその呪縛から解放されつつあります。
私は1986年生まれです。サンタを信じていた頃より随分大人になってしまいましたが、 これから自分の人生を生きようと思っています。母と娘の関係は難しいですね。Sister Magazineは女性の読者が多いと思います。
今回私が描いた絵と文章が、悩んでいるSisterたちに伝わればとても嬉しいです。 


かなてん